2012年8月12日日曜日

酒録 『Laphroaig』

ここ5年くらい,焼酎・泡盛と日本酒を主に飲んできましたが,若いころはウィスキーが好きでした。海外出張に行った時などは,免税店で3本は必ず買ってきました。

最近,ふとしたきっかけでシングルモルトウィスキーの銘柄が気になってその手の本で調べてみたら,昔懐かしいウィスキー熱が起きてしまい,気が付いたらネット通販で12本,4万円近くをぽちっとしていました。

昔はあまり銘柄や味に対しての知識もなく,ただ香りと酔いを楽しむためのウィスキー熱だったのですが,本を読んで知識を付けてから飲むと一つ一つの銘柄の持つ個性がとても気になり,大事に感じられます。
一番興味を持ったのは,アイラ(Islay)等で蒸留されるシングルモルトウィスキーです。

買った12本は6銘柄で,アイラモルトが5種,他が1種をそれぞれ2本づつですが,飲んでいく順にここで紹介してみたいと思います。

最初に開けたのは,アイラモルトでも随一の個性派,Laphroaigです。


チャールズ皇太子の御用達シングルモルトウィスキーだそうで,ラベルの上部にある羽飾りのマークがそれを表しています。


Laphroaigには何種類かの製品がありますが,一番基本であろう10年ものです。


Laphroaigという名前,すぐには発音が分かりませんでしたが,裏面のラベルに書いてありました。“La-froyg”って読むんだぜって。でその意味は,『広い湾のそばの美しい窪地』というゲール語のようです。
この英語らしくない綴りもゲール語の綴りなのでしょう。


飲んだ時の印象です。 (飲み方はストレート,チェイサーは冷蔵した東京都水道水)

色  :ゴールド
香  :薫香,炭焼き窯のタール,病院の診察室,僅かにエステル臭
味  :とてもマイルドで僅かにスパイシー,甘い,ストレートコーヒーの最後に感じる爽やかな苦さ
    焼け焦げ炭化した木片を口に含んだ様なふくよかで優しい苦み,厚いボディー
後  :いつまでも甘く豊かなスモークが残る

ドライ感はなく, いつまでも漂う優しく甘い香りと味が楽しめます。食後酒に最高ではないかと感じました。少量でも満足感が高いので,肝臓にも優しいです。

こんな丸い筒に入っています。

 

1本1本に小冊子が付いていて,そこに固有の番号が書いてあります。この番号をLaphroaigのホームページで入力すると,ポイントが加算されていきます。
2本買ったので,最初の1本は初期登録,次の1本が追加登録で現在ポイントは10ポイントです。これからどこまで増えていくでしょうか?