上の状態では,気圧を表示しています。今日は天気が悪く,ちょっと気圧が低い。
気圧と温度の測定は,下半分の基板上にあるMEMSセンサー(SCP1000-D01)で行い,すぐ上にあるATtiny2313Vで読み取り,上の基板にあるLCD(TWV1302-W)で表示します。
MEMSセンサーは秋月で,LCDはaitendoで購入しました。写真上方のタクトスイッチは表示データを,気圧 ⇒ 温度 ⇒ 高度と替えるために使います。
気圧の表示 単位hP
温度の表示 単位℃
高度の表示 単位m
高度は,気圧と温度から,計算で求めています。
測定は長周期(1分)と短周期(2秒)の,二つのモードでできるようにしました。
エレベータに乗って上昇しながら短周期で測定すると,4~5mづつ数値が増えていくので,精度もそれなりに出ているように見えます。
単3乾電池二本使用ですが,LCD表示にしたため,測定時以外の消費電力は600μAと,かなり少なくできました。点けっ放しにしておいても,数か月は電池が持つと思われます。(まだ実験していません)
実はこのMEMSセンサー,光を受けると測定値が変化します。理由は不明ですが,測定時に上のように光を遮ると,気圧の数値が下がります。温度は変化していないので,計算結果の高度は若干上昇します。
上の写真は屋内なので気圧の変化は1hPですが,屋外での測定では3~5hPも変わってしまいます。そこで,ケース内部にアルミ箔を貼って,光を遮っています。
下半分の基板の回路図です。