2012年6月10日日曜日

札幌出張 ラーメン二題(6月7日)

仕事で札幌へ出張です。この時期,本州以南は梅雨模様の天気ですが,北海道は初夏になったばかりの爽やかな陽気です。ちょうど芽吹きが終わり新緑が萌え出した時期で,特に鉄道沿線から見える白樺の新緑は美しいです。

そんな爽やかな北海道札幌で,ラーメン二題。

最初は昼に頂いたすすきのの『山桜桃』。こちらは長いこと行きたい店としていましたが,やっと機会ができました。

味噌ラーメンです。


 思ったより麺は細く中細でしょうか。生姜がよく効いた味噌味は香ばしくかつ深いコクがあります。こちらは特にチャーシューが素晴らしい。厚めでゴロっとした塊が入っています。噛むととろける様にほぐれ,肉のうま味が口いっぱいに広がります。

スープまで飲み干して完食してしまいました。ご馳走様でした。

腹心地が付いたところで,大通公園を散歩です。お決まりのテレビ塔。時計でアリバイが作れます。


天気はぱっとしませんでしたが,風が爽やかで気持ちよかったです。

続いて定番の,赤レンガの旧道庁。


ちょうど昼休みだったので,たくさんの人たちがのんびりと散歩していました。

この赤レンガの建物の左右に池がありますが,そこのベンチでのんびりしていたら,可愛いカルガモの親子や,仲の良いおしどりのつがい,そして青緑のきれいな羽毛を着た鴨が何羽も池の周りにいることに気が付きました。


仕事も終わり,腹も減ったので夕食です。二題目のラーメン店は『すみれすすきの店』。ここは以前来たことがありその時は昼を頂きましたが,今は平日は夕方から夜のみの営業のようです。

この店は新横浜のラーメン博物館にあった時によく頂きました。ラ博に行った時は必ずと言っていいほど訪れ,濃厚な味噌,コクのある醤油などを頂きました。なんといっても味噌の味は鮮烈で,厚いラードの膜の下の熱々のスープをすすり,脳髄に痺れ渡る香りとコクを楽しみました。

すすきのの店は観光客相手でしょうが,片鱗を思い出すことができました。ただ記憶が間違っていなければ,ラ博で食べたときはチャーシューの細切れが入っていたと思うのですが,この日頂いたときは挽肉が入っていました。厚いラードの膜も玉ねぎも同じですが,なぜかスープのパンチは昔のイメージとは異なる様な。

何年もの間,色々な店を食べているうちに,こちらの舌の感覚も変わってきているのかもしれません。特に最近のラーメンはこってりしている方が多いし,気持ちもそういう味を求めているためかもしれません。

味噌ラーメンです。


食べ終わる頃,修学旅行と思しき女子中学(高校)生の集団が店に入ってきました。17時~の営業で,私が入店したのは17時半くらい,その時も食べている間もずっと一人でしたが,合計7~8人の小団体の訪問で,店はちょっと活気づきました。入れ違いで私は退店です。ご馳走様でした。

すすきのは歩いているとよくこれほどと思うくらいラーメン店があります。観光客が多いのもありますが,不思議に感じるのは,札幌ラーメンだけではなく,九州の豚骨ラーメンや,横浜家系と思しき店もあること。札幌で九州や横浜のラーメン食べる観光客もいるのだろうか?まぁ,いてもいいけど。

あとちょっと驚いたのは,中国人と思われる観光客がかなりいること。北海道の自然は中国,特に台湾や南部の人たちに人気という話は聞いていましたが,東京銀座といい勝負で多いと感じました。これはこれで素晴らしい。

そういう方々には,北海道も九州も関係ないでしょうからね。いわゆる日式拉麺として,訪れているのかもしれませんね。