2012年9月1日土曜日

八子ヶ峰 散策(8月25日)

東京が暑い日が続く中,一週間の夏休みを蓼科で過ごしました。標高が比較的高いので,平地との気温差がほぼ10℃ととてもしのぎ易く,久し振りに夜熟睡ができました。

朝方は15℃くらいまで下がり肌寒いくらいですが,日差しは強いので日なたにいると結構暑く感じます。でも湿度が50%前後と低いので,ちょっと風が吹くだけでホントに快適です。生き返りました。


10年以上前にまだ小学生だった子供たちと一緒に訪れた『八子ヶ峰』を,朝の散策で再訪しました。スズラン峠までは車で行ったので,本当に気楽な散歩みたいな時間でした。

朝6時半過ぎでしたが,すずらん峠手前の女乃神茶屋近くの駐車場には,既に何台かの車がいて,おそらく蓼科山へ登る準備をしている方も数人いました。八子ヶ峰は蓼科山とは反対の方向に登ります。

登り始めは樹林帯で,日差しは強いながらも風が心地よい快適な上りです。


しばらく行くと樹林帯から抜けて,スズタケの斜面を朝の強い光を浴びて進みます。体が熱くなり,汗が吹き出します。でもこの景色を見ると,一気に気分が爽やかになりますね。


後ろを振り返ると蓼科山の雄姿が頼もしいくらいの大きさで眺められます。そしてその続きに,北横岳を隔て,八ヶ岳連峰が霞んだ空気の上に見えています。


大きく右に回り込み蓼科山が見えなくなるあたり,蓼科湖からの道と白樺湖への道が合流します。簡略図であらわすと,こんな感じ。


こうやって見ると,東急リゾートから蓼科湖,親湯と4月末に散策したあたりも,歩くとすぐのように感じます。ヴィーナスラインがなかった昔,私の父が蓼科湖から蓼科山に登ったと言っていましたが,この辺の道を通ったのかもしれません。

こんな道標を見ると,歩くときには元気が出ます。


ここまでくればあと一息で,間もなく赤い屋根のヒュッテ・アルビレオに到着です。到着の直前,ほぼ右手に蓼科山が再び大きな姿を見せてくれます。本当に見事な大きさです。


この蓼科山を見ながら食べた握り飯は,格別です。沸かして飲んだ紅茶も最高でした。山の景色は最高の食事を演出してくれます。

もうこの付近はススキが穂を出していて,すでに秋の景色が感じられます。遠くに見える茅野の町はまだ暑い中ですが。


登ってくるとこのヒュッテのあたりが山頂かと思いますが,実は八子ヶ峰の最高点はここより少し先にあります。でもこんな感じのなだらかな草原の道で,歩いていてとても楽しいです。


後ろを振り返ると,赤い屋根が見えています。この写真からは,ヒュッテより自分の位置のほうがやや高いような気がしますね。


ほんの5分も歩けば東峰頂上の標識が草原の中に立っています。標高は1869メートル。


ここからはやや下りになり,白樺湖へ向かいます。


ここに見えている尾根の右側はしらかば2in1スキー場で,写真のほぼ中央,濃い緑の尾根になった部分には,リフトの支柱が写っています。白樺湖まで歩いて1時間ちょっとの様です。

来た道を引き返し,すずらん峠に戻ります。さらに登山者の車は増えていて,夏休み終わりのこんな時期でも蓼科山の人気は絶えないようです。

すずらん峠に着いたのが8時半過ぎで,往復約2時間の散策でした。

歩いている途中に見かけた花たち。花の季節は終わっている様で,目立ったのはこのくらい。後,写真にとりませんでしたが,ワレモコウなど秋の花もちらほらと。

ツリガネニンジン


おそらくフウロソウ科


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